【感想・ネタバレ】カラダの知恵 細胞たちのコミュニケーションのレビュー

あらすじ

電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
ケガや病原菌からカラダを守り、他者の表情から瞬時に感情を読みとるヒトの細胞。
傷ついた患部に白血球はどう集まり、血小板は固まるのか。
他者への共感をもたらすミラーニューロンはどんなものか。
細胞たちのコミュニケーションには、人間社会にまさるとも劣らない大胆で精緻な仕組みが隠されている。

本書は体内で行われる37兆個に及ぶ細胞たちの情報伝達をわかりやすく解説。
人間のカラダに潜む知恵と不思議に迫る一冊。


■□■目次■□■

序章 細胞たちのコトバ―カラダの反応を支えるシグナル

I 身体的コトバ
第1章 白血球をあやつるコトバ―惹かれて引かれる
第2章 重要なコトバのアラカルト―サイトカインと活性酸素とエネルギーと
第3章 細胞たちの指さし確認―安全確認システム
第4章 コトバの組み合わせ―自分と他人を区別する/色と形を知る

II 心的コトバ
第5章 あなたの痛みがわかる―共感と模倣と創造と
第6章 暗示というコトバ―プラセボの効果
第7章 直覚のすすめ―ビビッ! とくる

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Posted by ブクログ

こころと身体の関係を、細胞や神経伝達物質のレベルでとてもわかりやすく解説してあっておもしろく読めた。

そして生体が「わたし」を認識する仕組みの解説が擬人化されて描かれていて、細胞にとって「わたし」とはなにか、細胞が「わたし以外」と間違えるとはどういうことか、あたりの「細胞の見当識」みたいなものがなんとなくわかった。かなりおもしろかった。

あと、どのようにして白血球はケガをした箇所まで「這って進む」のか、という知ってもどうにもならないような知識が得られて読んでよかった。

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2020年06月11日

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