作品一覧

  • 科学の名著 第2期<1> インド医学概論 : チャラカ・サンヒター
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    1~10巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドの伝統医学体系はアーユルヴェーダと呼ばれ、今日なおその命脈を維持している。『チャラカ・サンヒター』は二千年にも亙って、アーユルヴェーダを伝えてきた実用的医学書。

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  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》
    値引きあり
    3.9
    1巻770円 (税込)
    フランスのオノレ・ブランという技術者による「互換性部品」に始まる近代の標準革命。アメリカでその技術は、困難を乗り越え、「アメリカ式製造方式」として確立された。さらにテイラーによる作業の標準化は、アメリカを製造業大国にする。公的機関が標準を決めるデジューレから市場での占有によるデファクトの時代へ。「標準」をキーワードに、製造の現場のドラマと国家、企業、市場の関係、そして背後に潜む思想を探ります。(講談社学術文庫)
  • 近代発明家列伝 世界をつないだ九つの技術
    3.3
    1巻792円 (税込)
    大航海時代から産業革命を経て交通と通信の革命が到来する。世界を制するとは時間と空間を制することだった。世界時間が定まり、エンジンを搭載した輸送機械が作られ、電話と無線が地球全体をつなぎ、現代世界が生まれた。ワット、エジソン、ベル、ライト兄弟ら、鍵となった九つの技術をめぐる発明家の苦闘と意外な結末を描く。

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  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

    Posted by ブクログ

     互換性、ひいては標準の歴史を辿った本。「部品単位で替えが効く」というのは現代では当たり前のことだが、ほんの200年前には、見た目は同じ製品でもネジ1本使い回すことができなかった。当時は部品ごとにヤスリがけをしてうまく組み立てるのが当たり前だった。
     戦争をきっかけに互換性が実現し始め、さらには同一製品どころか別々の製品間での互換性、標準規格までもが制定されるようになる。アメリカでは機械化により職人たちが解雇されたり、イギリスでは一旦推し進められた機械化から職人による手作りに逆戻りしたり、その過程は一筋縄ではいかなかったようだ。タイトルに「科学史」とあるが、おおよそ現代の300年前から話が始ま

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    2021年10月21日
  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

    Posted by ブクログ

     非常におもしろい科学史としても楽しめた。エジソンVSテスラのDCACバトルや、もっと前のねじ規格の話、現在のビジネス視点からみた規格の世界の話。いずれも興味深く、身近な事実として把握できる。
     いまだSI単位系を使わない某国もあるが、標準の意義を考えてもらいたいぞ、とか思ったりする。本書を読んで、ますますそう思うようになった。本書には出てこなかったが、電池の世界も標準化が広く浸透している分野と思われる。この話も盛り込んでもらいたいところ。

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    2015年03月26日
  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

    Posted by ブクログ

    私は日本のメディアとかで使われている「ものづくり」という言葉があまり好きではなく、それってスタンダードにもレジェンドにもなれない、徒花的で自己憐憫的な言葉だな~という感じがしていたので、この本を最初見たときは、よくある職人賛歌の本かと思っていたら、真逆の内容だったことにビックリ。


    この本は、現代の産業を支える「標準」や「規格」といった概念がどこから生まれ、どう発展し、世界に受け入れられたのか……を概説している本。「標準」や「規格」というと、私たちが接する「ものづくり」という言葉から感じる、下町の町工場の職人がオンリーワンのものを作る……みたいなものとは正反対の、味も素っ気もないもののように

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    2013年09月30日
  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ものづくりと標準化の関係性を個別事例をみながら考えることができた。

    互換性のある部品が軍需産業から生まれたというのは納得するが、フランス発と知って興味深かった。しかしスケールするのはアメリカがお手の物。様々な人種がやってくるアメリカであるがゆえに標準品をつくって世界に売ることができたのだととらえた。

    デジューレとデファクトの関係は現代でもホットなテーマで歴史的な視点で考察できるのはよかった。さらにいえば、標準化を徹底すればよいわけでもない。ドイツの例もしかり。日本のものづくりの勝ち筋もそこにあるのだろうというのが印象だ。

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    2024年07月25日
  • 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

    Posted by ブクログ

    産業技術史のなかで「標準化」「互換性」に焦点を当てたユニークな書籍。ネジの規格からインターネットの通信方式まで、様々な標準化と互換性の事例を挙げる。

    成熟経済では差別化と独自性が競争力の源泉だが、萌芽段階では如何に爆発的普及をさせ市場を創るか、つまり製品の標準化と互換性が欠かせない。産業革命後は自然発生的に標準化が進んだように思っていたが、個々人の癖や好みの違いを意図的に統合する挑戦者たちの様はなかなか興味深い。いまでこそISOなどの国際規格が普及しているが、近代化初期の過渡期においては、優劣の問題もあり、覇権争いが極めて熾烈であったろうことが容易に想像できる。まずネジのデジュールスタンダー

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    2017年01月23日

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