あらすじ
小学3年生の時に誘拐された経験をもつ設楽真輝。祖母が経営する町の小さな不動産屋で働く彼は、物件にまつわる不可思議な事柄を解決するうち、かつての誘拐事件に繋がる糸を見つけてしまい……。過去と現在が絡み合う、日常謎解きミステリー。
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Posted by ブクログ
全部を通して面白かった!
結末も好き!
最初、ナヨナヨした主人公なのかなと思ったけど、新年もありつつ言いたいことはいう、引くところは引ける、
ミスはするけどちゃんとリカバリーする。
最後には彼のファンになっていた。
洋子さんも!
間違った道、あまり踏みたくはないけど、たとえそこに行っても選び直せれば良いと思える!
あ
Posted by ブクログ
不動産屋さん日常の謎系のお話。
物語ではあるけど、実際こういう人もいるのかなぁと思うと対応する側は大変だろうなぁ、、と。
幼い頃の誘拐という闇なところもあり
単純な日常の謎ではないところが良かった。
Posted by ブクログ
「その残置物はわたしのじゃありません」「騒音を訴える俺がそんなに悪いのか」
「事故物件なんて冗談じゃない」「相続税そんなの払えねえんだよ」
不動産会社を舞台にした4話収録の連作短編集で文庫書下ろし作品。
不動産のチラシを眺めるのが好きな私には結構面白かった。
町の不動産会社で働く主人公・真輝。
彼の元には居住者から要望やクレーム、果ては不可思議な問い合わせまで舞い込んで来る。
当事者に取ってはどれも深刻な悩みだが日常系ミステリなので軽く楽しめる。
謎を紐解いていくと見えて来るのは人間の悪意。
毒を孕みながらも読後は爽快。
Posted by ブクログ
ちょっと名前の勘違いはどうかと思ったが
全体的には面白く読んだ。
宅建持ってるから所々おっと思うも
実務経験ないからちょっとやってみたくなる。
Posted by ブクログ
旅のお共として。これまで2回位旅に持ってって読めない、というのがあったけど、今回ようやく読めたわ。まぁ一番に読んだしね。4つの連作短編集。実家の不動産屋さんに勤め始めた若い男が主人公。間違えられて誘拐されたってすごいね。そして本物?の子どもとまた出会うなんて。私も町の不動産屋さんにお世話になってるけど、そうか、こういう仕事も継ぐとなるのかと思った。あと、両親が変なとこで事故死したというのも何かの伏線かと思ったのに出てこなかったな。続編出るのかな。
Posted by ブクログ
※
お客様から地元密着の不動産屋に
寄せられるさまざまな要望。
それって不動産屋が請け負うこと?と
疑問に思うような無理や難題を
駆け出し社員の主人公(真輝)が
知恵を絞って奮闘する物語。
主人公が頑張る理由が利益のためではなく、
『お客様が間違った判断をしないため』
という点に読んでいて心があったかくなります。
甘っちょろいと言えばそれまでですが、
こんな人情味ある不動産屋があると良いな
と思わせてくれる小説です。