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人気作家6人の豪華すぎるアンソロジー! ミステリー界をリードする作家による、珠玉の「罠」。 好きな作家を指名買いの方も、新たなお気に入り作家を探す方も納得の一冊です。 「夫の余命」乾くるみ 「崖の下」米澤穂信 「投了図」芦沢央 「孤独な容疑者」大山誠一郎 「推理研VSパズル研」有栖川有栖 「2020年のロマンス詐欺」辻村深月
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Posted by ブクログ
裏表紙に書いてある通り、珠玉の6作だと思いました。 アンソロジーは初めて読みましたが、1冊で様々な話を読めて非常に楽しかったです。 どの話も面白かったんですが、特に有栖川有栖さん作の話と辻村深月さん作の話が印象に残りました。 有栖川有栖さん作の話は主人公たち推理研がパズル研の人たちから出題された論...続きを読む理パズルをお互いに知恵を出しながらパズルを解いていく、というものでした。 探偵役はずば抜けた推理力であっさりとパズルを解いてしまいます。 この探偵役の鮮やかな推理も痛快で面白いのですが、探偵役でないその他の推理研メンバーがお互いに知恵を出し合ってパズルを解こうとしている様子を見るのが非常に楽しかったです。 辻村深月さん作の話は、時代設定が2020年と比較的最近の話となっています。 大学入学と共に上京したごく普通の大学1年生の主人公が知らず知らずのうちに詐欺に加担させられ、当たり前だった日常から突如人生のどん底まで突き落とされるという話。 物語中盤から後半にかけて終始ハラハラしながら読んでいましたが、このスリルが溜まりませんでした。
乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。 短編で読みやすく、コロナの初期の様子や日常のちょっと不思議なミステリー。 特に江神二郎シリーズが好き。
2020年の7月〜に書かれた短編で、各作家さんがコロナ禍と戦った記録なんだな、作家さんの闘い方なんだなと思いました。 どの短編も後味が悪すぎることはなく、内容はみちっと詰まっていて面白かったです。
コロナ禍を舞台にそれぞれの作家さんの罠に楽しくハマれるアンソロジー 特に乾くるみさんは初読みでしたが、張り巡らされた罠があまりにも自然すぎて真相がわかった時は思わず「えっ!」と声が出たほど 他の作品も読んでみたくなりました! コロナ禍の息苦しい感じも思い出しました
コロナ禍の大学生活がここに書かれてて、2020年を思い出した。たまたま特定のコミュニティに参加できたから良かったものの、そうでなかったらと思うと鬱病まっしぐらだったことと思います。 辻村作品をもっと読みたい。 また、アンソロジーということもあって、初めましての方もいて楽しかった。有栖川有栖の作品を読...続きを読むんでみたい。
えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。 今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。 この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。...続きを読む 作者の罠だったりもする。 初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。 『夫の余命』乾くるみ タイトルからして罠だった 『崖の下』米澤穂信 凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです 『投了図』芦沢央 イヤミスの名手だと思っていたのだけれど、渋いところを描いてきた 『孤独な容疑者』大山誠一郎 個人的に、この作品が一番「ミステリ」っぽいかも 『推理研VSパズル研』有栖川有栖 学生アリスの世界では、彼らはいつも考えて、考えては議論している。 時間はたっぷりある。 『2020年のロマンス詐欺』辻村深月 逃れられない森に迷い込んだようなピンチ。 どちらかといえば、神の救いかも。
頭を空っぽにしたいときの、ミステリ短編集。 コロナ禍のお話も多かった。 乾さんの「夫の余命」が好き。多分叙述トリックだよね〜と思いつつ。
コロナ禍のお話とつゆ知らずにタイトルと著者名だけで購入したアンソロジー本だけどサクサクと読めた。 色んな偶然に弄ばれる人達の話だけど芦沢央さんの投了図が最近将棋を見てるので心に引っかかったし当時もし、そういう行為をしていた人に読んで欲しい。
有名ミステリ作家が2020から21年にかけて「オール読物」で発表した短編小説のアンソロジー集 メンバーが豪華 そして、コロナ禍のエピソードが入っていたりとちょっと前を描いた新しさを感じる 収録は6作 夫の余命(乾くるみ) 崖の下(米澤穂信) 投了図(芦沢央) 孤独な容疑者(大山誠一郎) 推理研V...続きを読むSパズル研(有栖川有栖) 2020年のロマンス詐欺(辻村深月) ・夫の余命(乾くるみ) 脳腫瘍を患い、余命宣告された人との結婚と終焉 走馬灯のように時系列を遡る形で綴られる 夫婦の生活の何が奪われていったのか やはり、乾くるみ やってくれる…… 私はこれ系には確実に絶対に騙される自信があるからねぇ ま、ちょっとした違和感は感じたけど、そのまま最後まで読んでしまった 一度読んでからまた読み返して「あー、そういう事だったのかー」と思わされるアレ ってか、タイトルがズルくね? 嘘ではないんだけどさ…… ・崖の下(米澤穂信) 思いつきでバックカントリーをして遭難したスノーボーダーの4人のうち2人が崖の下で発見される 一人は骨折、もう一人は首の刺傷による他殺の可能性 付近に不審な足跡はなかったが、骨折した人は凶器となるようなものを持っていなかった 果たして、犯人と凶器は? ・投了図(芦沢央) 将棋好きな古書店の店主とその妻 地元で将棋のタイトル戦が行われているというのに、夫が普段の様子とは違う 対局が行われているホテルでは、多くの人が訪れる事に対する嫌がらせの張り紙がされていたという コロナ禍で古書店にも同様の張り紙があったが、同じ思いをしたはずなのに、もしかしたらホテルへの張り紙は夫なのではと疑う妻 コロナ禍での自粛警察、あったよなぁ しかも、営業をしていることがわかりにくい故に、身近な人がやったかもしれないという複雑な感情 時勢を反映した作品ですね 将棋で投了する前の描写のあれこれ 3月のライオンでもあっったように、優勢な方が神経をすり減らしているというのは知ってた あと、将棋の美学としての形作り、服装、飲み物など ある意味で様式美ですね ・孤独な容疑者(大山誠一郎) 最愛の人を亡くした男 近所付き合いも問題なく過ごしていたが、彼は過去に人を殺していた 23年前の事件の真相とは ・推理研VSパズル研(有栖川有栖) パズル研からの挑戦を受ける推理研 「青い目の人は自分が青い目であると知ったら出ていなかければいけない村」という論理パズル 「青い目の人がいる」と外部の人間が発したら、村でなにが起こるか?という問い 登場人物全員が同様に賢く最適な行動を取るというミステリの設定へのツッコミ 果たして、このパズルが成立する物語とは?を考え出す推理研 パズルも思考実験みたいで楽しいし、そこから物語を作ってしまう推理研の面々も面白い シリーズものの登場人物なんだろうけど、有栖川有栖さんの著作は一作も読んだことがない 他の作品を読んでる人にとっては嬉しいお話なのでしょうね ・2020年のロマンス詐欺(辻村深月) コロナ禍の緊急事態宣言で振り込め詐欺の仕事に手を出してしまった学生のお話 大学進学と同時に東京に引っ越した耀太 生活費はバイトで稼ぐはずが、採用されたはずの飲食店からは取り消しの連絡 大学も始まらずに悶々としている中、地元の知り合いからSNSでDMのやり取りの仕事を斡旋される 通販のフックだけかと思っていたが…… 若者が詐欺グループの仕事に加担する心理やその過程がとてもリアルに感じられる 疑いなどの気持ちがないわけではないし、やめようと思えば辞められるという安全マージン しかし、そんなはずではという計算違いや、もう抜け出せなくなったという恐怖心 ニュースで流れる犯人には、「そんな仕事に仕事に手を出すから」とか「楽して稼ごうとするから」とか思ってしまうけど、そこに至るまでには色々な事情があるのだなぁと感じる それでもやはり辻村深月らしく、イヤミス的な終わり方になっていないところはよい 総評として 当てはまらないものもあるけれど、コロナ禍やバックカントリーなど、今の時代を反映した物語が多め あと、有名作を読んで知ってる作家さんは、短編であってもやはりその物語の面白さを感じる 長編にも仕立て上げられるアイデアにも思えるけど、それを短編にきれいにまとめるというのも作家さんの力量の凄さですね
夫の余命と2020年のロマンス詐欺が特におもしろかったです。夫の余命は短編集ならではの特殊な面白さで、さすがと思いました。
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神様の罠
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辻村深月
乾くるみ
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