[増補版]神道はなぜ教えがないのか

[増補版]神道はなぜ教えがないのか

1,760円 (税込)

8pt

4.3

神道とは何かを明らかにすることは、日本人の世界観や人生観を考えることにつながる!
開祖も宗祖もおらず、教義も救済もない神道だが、その信仰は日本人の生活に深く浸透している。宗教の枠におさまりきれない神道について、その成り立ち、イスラム教との違い、仏教との関係など、「ない」宗教の本質に迫り、その展開を追う。

第1章 「ない宗教」としての神道
第2章 もともとは神殿などなかった
第3章 岩と火-原初の信仰対象と閉じられた空間
第4章 日本の神道は創造神のない宗教である
第5章 神社の社殿はいつからあるのか
第6章 「ない宗教」と「ある宗教」との共存
第7章 人を神として祀る神道
第8章 神道は意外にイスラム教と似ている
第9章 神主は、要らない
第10章 神道には生き神という存在がある
第11章 伊勢神宮の式年遷宮はいつから行われているのか
第12章 救いのない宗教
第13章 ないがゆえの自由と伝統
第14章 浄土としての神社空間
第15章 仏教からの脱却をめざした神道理論
第16章 神道は宗教にあらず
第17章 「ある宗教」への胎動
第18章 「ない宗教」の現在と未来

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[増補版]神道はなぜ教えがないのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    言われてみれば神道には教え(教義)がない。こういうものが宗教として成り立つのかどうか考えてしまうが、自然に対する畏敬がそのまま信仰になった素朴なアニミズムと言うのは案外こんなものかもしれない。それが未開の少数民族でなく、一億を超える人口を持つ日本で今も変わらず続いているところが稀有なのだろうか。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    神道に関して今までふんわりとした理解しかなかったけれど、この本で基礎固めできたような感じ。神道のことをもっと知りたいと思える本だった。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    およそ宗教というものに必要なものが「ない」神道。「ない」が故に仏教など外来の宗教とぶつかり飲み込まれることもなく古代から現代に至るまでその形を保ってきたという事がよく分かった。神社に行きたい。

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    宗教といえば教えや経典があるものと考えがちだ。日本古来の神道には明確な教義がない。島田裕巳は『神道はなぜ教えがないのか』でその理由を探る。神道は自然への畏敬と日常の中で神と共にある感覚を重んじる。教えよりも「感じる」信仰なのだ。決まった掟がないからこそ時代や地域に応じて柔軟に姿を変え人々の暮らしに溶

    0
    2025年04月11日

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