プロフィール

  • 作者名:宮尾與男(ミヤオヨシオ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1948年
  • 出身地:日本 / 東京都
  • 職業:近世文芸研究家

日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。『上方舌耕文芸史の研究』、『道ゆく大神楽 獅子舞と曲芸の芸能史』などの著書がある。

作品一覧

  • きのふはけふの物語 全訳注
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    近世初期に成立した笑話集。古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し楽しまれた噺の数々。「仮名草子中一、二のベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には、当時の民衆の笑いの感覚が表れている。身近にいる「うつけ」者の噺、艶笑・男色の噺、尾籠な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集成。
  • 醒睡笑 全訳注
    4.0
    1巻2,255円 (税込)
    誓願寺法主の安楽庵策伝が江戸初期に編纂し、板倉重宗京都所司代に献呈した笑話集。うつけ・文字知顔・堕落僧・上戸・うそつきなど、多様な庶民の登場人物がつくる、豊かな笑いの世界。のちの落語、近世笑話集や小咄集に大きな影響を与えた。慶安元年版・全8巻42章311話の翻刻文に、現代語訳、語注、鑑賞、解説を付した、はじめての書。(講談社学術文庫)
  • 対訳 日本昔噺集 第1巻(分冊版《1》)桃太郎 小さな桃の子
    -
    1~21巻990円 (税込)
    120数年前に英訳された日本昔噺“Japanese fairy tale series“の全21冊作品に日本文を添え3巻に収録。翻訳者の優れた英文と小林永濯、鈴木華邨ら錚々たる画家達による挿絵を鑑賞してほしい。本書『分冊版《1》』には、『1.桃太郎(小さな桃の子)』を収録。

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  • 対訳 日本昔噺集 第1巻(合冊版)
    -
    1~3巻5,500円 (税込)
    120数年前に英訳された日本昔噺“Japanese fairy tale series”の全21冊作品に日本文を添え3巻に収録。翻訳者の優れた英文と小林永濯、鈴木華邨ら錚々たる画家達による挿絵を鑑賞してほしい。本書第1巻には、『1.桃太郎(小さな桃の子)』、『2.舌切雀(舌を切られた雀)』、『3.猿蟹合戦(猿と蟹の戦い)』、『4.花咲爺(枯れ木に花を咲かせたお爺さん)』、『5.勝々山(カチカチ山)』、『6.鼠嫁入(鼠の結婚式)』、『7.瘤取(おじいさんと鬼)』を収録。
  • きのふはけふの物語 全訳注

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    ずっと読みたいとおもっていたのが廉価版で文庫化してくれて非常にうれしかった。234話の小話集で、 宮尾與男先生が尾籠なお話もソフトにやんわりと訳してくれているのが泣ける。受験古文知識で十分読解できます。当時のナウなので、まさにブログ的というか、ツイッター的というか。とにかく、おもろい。

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    2016年07月05日
  • 醒睡笑 全訳注

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    落語に影響を与えてるだけあって駄洒落話が多かったです。特にP163の『24の名前を付けられた犬の話』はなるほどと思いました。

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    2024年08月14日
  • 醒睡笑 全訳注

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    ネタバレ

    落語のもととなった安楽庵策伝による笑い話の収集作品。不文字や生臭坊主、言い間違いや食いしん坊の稚児や駄洒落に和歌などの話がテーマに沿ってまとめられている。落語などの笑いのパターンなど共通点を見ることができる。

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    2023年04月25日
  • きのふはけふの物語 全訳注

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    ネタバレ

    ・宮尾與雄訳注「きのふはけふの物語 全訳注」(講談社学術文庫)は私が初めてきちんと読んだ笑話集と言へさうである。「醒睡笑」等もそれなりには読んだが、かうして1冊、最初から最後まで通して、しかも注つきでは読んでゐないはずである。本書は「きのふはけふの物語」本文とその口語訳に注と鑑賞ついたものである。古典も近世初期あたりまでくるとかなり読み易くなり、ほとんど注なしでも読めたりするのだが、それでもやはりよく分からない語や内容はあるもので、そのやうな時にはこれらが大いに役立つ。誠にありがたい。至れり尽くせりといふ感さへある。ただ、それでもなほかつ問題はある。その中身、内容である。「解説」にかうある、こ

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    2016年06月27日

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