作品一覧

  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記
    4.5
    世界同時緊急出版!彼は暴き、告発し、闘い、愛し、最後まであきらめなかった。 「プーチンが最も恐れる男」と評された、ロシア反体制派リーダーにして人権活動家のアレクセイ・ナワリヌイによる渾身の自伝。 2020年、飛行機内での毒殺未遂という大事件の直後から執筆が開始された半生記と、政治犯として収監されてなお、死の直前まで綴られた獄中記で構成。 プーチン独裁政権に挑むナワリヌイの、ページをめくる手が止まらないスリリングな「闘いの履歴」である。 チェルノブイリ原発やアフガン侵攻を間近に見た少年期、ソ連崩壊と新生ロシアに失望した青年期、ロシア上層部の汚職とのウクライナ侵攻を敢然と告発する壮年期までが描かれる「歴史の証言」でもある。 そして何より、情熱、ユーモア、勇気をもって、真摯かつストレートに綴られた「ナワリヌイから世界への最後の手紙」である。 地球上で最も残酷な刑務所で過ごしながら、時に囚人と友情をはぐくみ、SNSでメッセージを発信し、極限下でもささやかな楽しみを見つけ出し、トルストイに共感し、妻と子供たちへの愛を温め続けた「人間の底力」の実話だ。 「この本は、アレクセイの生涯の証であるだけでなく、独裁政権との闘いへの、彼の揺るぎない決意の証です。この闘いのために、彼は人生も命も捧げました。この本を通して読者のみなさんは、私が心から愛した男を知ることになるでしょう。私の夫は、限りない誠実さと不屈の勇気をもつ男です。アレクセイの物語を共有することは、彼を称えるだけでなく、みなさんが正義のために立ち上がり、本当に大切な価値観を見失わないようにする力となるはずです」ユリア・ナヴァルナヤ
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

    Posted by ブクログ

    ナワリヌイ氏が亡くなった後にドキュメンタリー映画を観、その勢いでこの本を読み始めた。
    ナワリヌイ氏存命の間にその活動をリアルタイムで体感したかった、とこの本を読んですごく後悔した。まず、衝撃を受けたのがロシアの実態で、社会主義国とは国民を等しく貧困にして、権力者が搾取するという構図になっており、それが今のロシアであるということ。(それ以外の国でも起こっているが)そして、リアルな話として、あらゆることが賄賂で免れられるということを聞いたことがあったが、それは冗談ではなかったと気付かされた。さらに、情報は統制され、政府に都合よく国民は欺かれている。国による国民に対する詐欺が常態化し、反逆するものは

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    2025年03月30日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

    Posted by ブクログ

    今年のベスト本。もしかしたらオールタイムベストに入るかもしれない。
    冒頭の写真。
    毒物を顔にかけられた直後。両手と顔が緑色になり片目がふさがっている。これには衝撃を受けた。
    そして、純粋に読み物として面白い。
    文章は読みやすく、とんでもない状況なのにユーモアにあふれているところがいい。
    情報が少なく(プロパガンダばかりだし)よく分からないロシアという国を、中の人がソ連時代から解説してくれているような面白さもある。
    読んでしまったからにはもう戻れない。
    ニュースの見方や世界観がガラッと変わった。

    0
    2024年12月22日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

    Posted by ブクログ

    残念ながら亡くなってしまったナワリヌイ氏なので、とても、読み進めるのが辛い本となった。

    プーチンによる暗殺(未遂)やウクライナ侵略などなど、本当に許せない話ばかりだが、結局トランプは許してしまいそうな情勢(2025年2月時点)

    ロシア国民に向けてではなく、プーチンに報いを受けさせたいが、、、叶うのだろうか。。。

    新聞記者に記事を書かせたり、討論会を開いて人を集めたり、株主になって株主総会で発言したり、YouTube、Instagramを有効活用したり、、、

    プーチンにとっては早く殺したくて仕方なかったのだろうけど、西側諸国や国連、各種人権団体が、彼を救うことはできなかったのだろうか、、

    0
    2025年02月28日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代の、現実の人間のお話なのですね。

    アレクセイ・ナワリヌイさんについて、映画なども出されていたそうですが、正直私は名前ぐらいしか知らなかったので、すべて無知から読んだために、消化に少し時間がかかるというか、でも結末を知っているとなると、どう読んだらいいのか、どう受け止めたらいいのか、という具合でした。

    学生の頃の単位取得のお話など、社会の隅々にまで浸透している汚職のしきたりが、自身の体験を持って共有されていて、

    それがフィクションの伏線だったらいいのですが、

    本当に皮肉だなーというか。

    そして、何度も逮捕され、プーチンという恐怖政治家を敵に回してまで本当にここまでよく活動し続けられ

    0
    2024年12月30日

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