上條ひろみの作品一覧
「上條ひろみ」の「白薔薇殺人事件」「ラズベリー・デニッシュはざわめく」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「上條ひろみ」の「白薔薇殺人事件」「ラズベリー・デニッシュはざわめく」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
大叔母フランシスが少女時代に書いた日記パートと、主人公アニーの現代パートを交互に繰り返しながら、大叔母を殺害した犯人を見つけ出すフーダニットミステリ。
よかった!
設定から魅力的…
・主人公のアニーは“推理作家志望”の女性
・大叔母は大富豪で田舎の“屋敷”に住んでいる
・屋敷を訪れたら大叔母が“図書室”で亡くなっていた
・大叔母が少女時代に占い師に「あなたは殺される運命にある」と言われ、それを信じて図書室の隣の部屋に篭り60年以上にわたり、誰が自分を殺すのか村人を観察・記録し続けていた
フランシスの日記パートは特に没頭して読みました。
当時の人間関係だったり心情が細かく伝わってきてハラハ
Posted by ブクログ
バースの再来とか
レッドツェッペリンの後継者とか
令和のダウンタウンとか
そういうの大体大外れなんだけど。
この作品はクリスティテイストがばっちりがっつり満喫できる、犯人捜しの王道かつ古典的本格推理小説。ホロヴィッツと比較されることも多いだろうけど、こっちの方がより在りし日の本格ミステリーの味わいをしっかり残している感じ。それを古さと感じるか伝統と感じるかは好みだろうな。俺は伝統美と感じたが。
あえて難点を言えば、名前の憶えづらさ。ローラとローズとか、エミリーとエルヴァとか、ジョーとジョンとジェニーとか、最初それもトリックかと感じたくらい。日本人には分かりにくいのかなぁ。俺もまぁまぁ翻訳小
Posted by ブクログ
とても良質なフーダニット。
小さな村で老婦人が死ぬ。
彼女は、ティーンエイジャーの時に宣告された「予言」にとらわれ続けた人生を送った。
「予言」が現実となり、彼女は殺されたのか。いったい誰が……?
主人公アニーの視点と、老婦人フランシスの日記が交互に語られ、徐々にフランシスを取り巻いてきた人々や出来事が明らかになっていく構成。
アニーが日記を読むスピードと同じタイミングで過去の出来事が知れるので、謎解きの臨場感がものすごかった。すぐに没入して読んでしまった。
犯人当ての部分はもちろん手に汗握るが、フランシスの半生がとてもドラマティックで、哀しくて、心に残った。
閉ざされた狭い村のなかの複
Posted by ブクログ
イギリスの学園で起こる事件。
文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。
クレアは地方の中等学校の英語教師として赴任してきた。
もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持っています。
旧館にはホランドの書斎がそのまま残されているのだった。
そしてそこで、ホランドの作品「見知らぬ人」を思わせるような事件が‥
離婚してロンドンを離れたくなり、娘を連れて移り住んできたクレア。
以前からずっと日記をつける習慣があり、その日記の内容と、クレアの視点、娘のジョージー、女性刑事のハービンダー・