作品一覧

  • キャラメル・ピーカンロールは浮気する
    4.0
    マイクに異常事態発生!? 捜査にもクッキーにも手を出してこないなんて……。 大人気お菓子探偵25弾! レイク・エデンの風物詩でもある釣り大会が開催され、湖畔のホテルは大賑わい。 ハンナは妹アンドリアとともに臨時のデザートシェフとして大活躍するが、 つかの間の息抜きに出かけた湖の上で大会ゲストの死体を発見してしまう。 すぐにマイクに知らせるも、捜査に首を突っ込むな、といつもうるさい彼が上の空でなんだか様子がおかしい。 そして、心配するハンナに思いもよらないことを打ち明け―。
  • 白薔薇殺人事件
    3.6
    1巻1,300円 (税込)
    ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住むキャッスルノール村に招かれた。大叔母は16歳のときに占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じつづけており、大邸宅に住む奇妙な老婦人として知られている。屋敷を訪れると、大叔母は図書室で死んでいた。両手には血の痕があり、床には茎の長い白薔薇が落ちていた。予言が的中して自分が殺されてしまったときのために、大叔母は約60年をかけて親族や村人たちを調査していた。その膨大な調査記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。新鋭が贈る犯人当てミステリの大傑作!/解説=千街晶之
  • トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する
    3.4
    犯人候補が多すぎる! 嫌われ者の殺人事件には、秘密がたっぷり詰まっていて……? 大人気お菓子探偵24弾! 横暴で嫌われ者のレイク・エデン町長。その日も夫を侮辱されたハ ンナの妹アンドリアの逆鱗に触れ、張り倒されるはめに。 ところが数時間後、ハンナの新作ケーキを手に謝罪に訪れたアンドリアが発見したのは、彼の死体だった! イースターの注文に大忙しのハンナも、妹のピンチを救うため調査を開始する。 けれど町長に恨みを持つ人物はあちこちにいて……史上最多の容疑者にハンナもお手上げ状態!?
  • ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ
    3.2
    前代未聞の事件! 担当刑事がだれもいない? どうする、ハンナ!? 大人気お菓子探偵シリーズ23弾! たびかさなる心配事でストレスがたまっていたハンナは、気分転換に友人の住むロサンゼルスへやってきた。 穏やかな気候、にぎわう街、華やかなセレブたち……。 いつもと違う世界に感動していたハンナだったが、末の妹ミシェルから緊急の連絡が入る。 なんと、妹の恋人で保安官助手のロニーが殺人事件の第一容疑者になってしまったというのだ。 急いでレイク・エデンに戻ったハンナは、前代未聞の事件の調査を始めるが……。
  • 窓辺の愛書家
    3.7
    1巻1,200円 (税込)
    高齢者向け共同住宅に住む90歳のペギーが死んだ。彼女は推理小説の生き字引のような人物で、“殺人コンサルタント”と名乗り、多くの作家の執筆に協力していた。死因は心臓発作だったが、ペギーの介護士ナタルカはその死に不審を抱き、刑事ハービンダーに相談しつつ、友人二人と真相を探りはじめる。しかしナタルカたちがペギーの部屋を調べていると、覆面の人物が銃を手にして入ってきて、一冊の推理小説を奪って消えた。謎の人物は誰で、なぜそんな不可解な行動を? 『見知らぬ人』の著者が贈る、本や出版界をテーマにした傑作謎解きミステリ!/解説=杉江松恋
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕
    3.8
    1~2巻660~731円 (税込)
    『刑事コロンボ』『ジェシカおばさんの事件簿』等の推理ドラマで世界を魅了した名コンビが、ミステリー黄金時代に発表した短編小説の数々! 郵便配達人が知った大事件の秘密を描くデビュー作「口笛吹いて働こう」を筆頭に、コロンボの原型となった殺人劇「愛しの死体」など、田舎町からショウビズ界まで、さまざまな舞台で展開される、多彩な犯罪物語や怪談といった、謎と興趣に富んだバラエティあふれる作品を収録。 ※本電子版は、著者との契約により、「幽霊の物語」の1作品が収録されておりません。ご了承ください。
  • チョコレートクリーム・パイが知っている
    3.3
    1巻1,078円 (税込)
    お願いだから、嘘だと言って……。失意のハンナにさらなる追い打ちをかける事件が!? ロスに裏切られ、傷つき悲しみに暮れるハンナ。家族や友人たちの優しさに支えられ、なんとか立ち直ろうとしていたその矢先、行方をくらませていたロスが突然現れ、ハンナのことを愛している、もう一度やり直すために銀行に預けてあるお金を全額用意してほしいと告げる。身勝手な彼に怒りを覚えるも、人が変わったようなようすにハンナは困惑する。そんななか、信じられない事件が起きて……。
  • やみつきチョコはアーモンドの香り
    4.0
    1~2巻891~1,089円 (税込)
    親友同士のミシェルとエリカが営む、書店併設のチョコレートショップ〈チョコレート&チャプター〉。ミシェルのチョコレートは食べた人誰もをとりこにし、エリカの書店には町じゅうの人たちが本を買うのはもちろん情報交換のために集まっていた。ある朝ミシェルが仕込みのために早く出勤すると、店内の椅子で、隣で写真スタジオを営むデニースがぐったりしていた。彼女の目の前にはミシェルの作ったチョコレート、口許からは茶色い泡……手をつくすも彼女は事切れた。原因はチョコレートに混入した毒物とされ、店はしばらくの間営業停止に。一体誰がこんなことを……不安ばかりが押し寄せるが、このまま立ち止まってはいられない。大切な隣人だったデニースのため、店への信頼を取りもどすため、ミシェルとエリカは犯人探しを始める!
  • 見知らぬ人
    3.8
    1巻1,200円 (税込)
    これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。10 月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。事件を解決する鍵は作中作に? 英国推理作家協会賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作ミステリ!/解説=大矢博子
  • 強盗請負人
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    動画が拡散された見事な宝石強盗。主犯アレックスは以後足を洗おうとするが、家族を誘拐されスペイン南岸で拉致計画に挑むことに
  • ラズベリー・デニッシュはざわめく
    3.3
    愛する夫はワケあり人物? 行方探しに殺人事件、大わらわのハンナに衝撃の事実が…!大人気お菓子探偵シリーズ、最新刊。 ロスが出ていって2週間。ハンナは悲しみをこらえ、いつものようにオーブン仕事に明け暮れていた。そんなある晩、ロスの車を使っていた彼のアシスタントのPKが、ハンナとのビデオ通話中に意識を失い、事故で帰らぬ人となってしまう。ロス宛てに届いた薬物入りのチョコレートを食べて心臓発作を起こしたのだ。一体誰がこんなことを? ハンナは調査を開始するが、驚愕の事実が次々と明らかになり……。
  • バナナクリーム・パイが覚えていた
    3.2
    新婚のハンナ、前途多難!?またまた殺人現場に私のお菓子が……。レイク・エデンのおいしいレシピが満載!お菓子探偵シリーズ再始動! ゴージャスなハネムーンクルーズ中のハンナのもとに、末妹からのメッセージが届いた。母が下の階に住む元女優トリーの死体を発見したという。しかも、現場にはハンナの店<クッキー・ジャー>特製のバナナクリーム・パイが! 大急ぎでレイク・エデンに戻ったハンナは独自に事件の調査を開始するが……。ビターな殺人事件とスイートな新婚生活のゆくえはいかに?!大人気シリーズ最新刊。
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    大叔母フランシスが少女時代に書いた日記パートと、主人公アニーの現代パートを交互に繰り返しながら、大叔母を殺害した犯人を見つけ出すフーダニットミステリ。

    よかった!

    設定から魅力的…
    ・主人公のアニーは“推理作家志望”の女性
    ・大叔母は大富豪で田舎の“屋敷”に住んでいる
    ・屋敷を訪れたら大叔母が“図書室”で亡くなっていた
    ・大叔母が少女時代に占い師に「あなたは殺される運命にある」と言われ、それを信じて図書室の隣の部屋に篭り60年以上にわたり、誰が自分を殺すのか村人を観察・記録し続けていた

    フランシスの日記パートは特に没頭して読みました。
    当時の人間関係だったり心情が細かく伝わってきてハラハ

    0
    2025年04月19日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    バースの再来とか
    レッドツェッペリンの後継者とか
    令和のダウンタウンとか
    そういうの大体大外れなんだけど。

    この作品はクリスティテイストがばっちりがっつり満喫できる、犯人捜しの王道かつ古典的本格推理小説。ホロヴィッツと比較されることも多いだろうけど、こっちの方がより在りし日の本格ミステリーの味わいをしっかり残している感じ。それを古さと感じるか伝統と感じるかは好みだろうな。俺は伝統美と感じたが。

    あえて難点を言えば、名前の憶えづらさ。ローラとローズとか、エミリーとエルヴァとか、ジョーとジョンとジェニーとか、最初それもトリックかと感じたくらい。日本人には分かりにくいのかなぁ。俺もまぁまぁ翻訳小

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    2025年03月26日
  • 白薔薇殺人事件

    Posted by ブクログ

    とても良質なフーダニット。

    小さな村で老婦人が死ぬ。
    彼女は、ティーンエイジャーの時に宣告された「予言」にとらわれ続けた人生を送った。
    「予言」が現実となり、彼女は殺されたのか。いったい誰が……?

    主人公アニーの視点と、老婦人フランシスの日記が交互に語られ、徐々にフランシスを取り巻いてきた人々や出来事が明らかになっていく構成。
    アニーが日記を読むスピードと同じタイミングで過去の出来事が知れるので、謎解きの臨場感がものすごかった。すぐに没入して読んでしまった。

    犯人当ての部分はもちろん手に汗握るが、フランシスの半生がとてもドラマティックで、哀しくて、心に残った。
    閉ざされた狭い村のなかの複

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    2024年09月25日
  • 見知らぬ人

    Posted by ブクログ

    イギリスの著名作家エリー・グリフィスの作品として、初めて手に取ったが、王道的な欧米ミステリー文学のようだった。スティーブン・キングの作品のような陰鬱で物憂げ、オカルトチックな雰囲気を持ちながら、アガサ・クリスティーやダン・ブラウンのような鮮やかなミステリーの構成が見事に調和している。あたかも、ホランドという作家が実在したような設定の現実感や、視点を常に入れ替え続けそれぞれの人間模様、人としての特性を巧みに描き出して読者を魅了している。もう一度しっかり読み返すことで、充実感が増すであろう作品。

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    2023年11月16日
  • 見知らぬ人

    Posted by ブクログ

    イギリスの学園で起こる事件。
    文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。

    クレアは地方の中等学校の英語教師として赴任してきた。
    もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持っています。
    旧館にはホランドの書斎がそのまま残されているのだった。
    そしてそこで、ホランドの作品「見知らぬ人」を思わせるような事件が‥

    離婚してロンドンを離れたくなり、娘を連れて移り住んできたクレア。
    以前からずっと日記をつける習慣があり、その日記の内容と、クレアの視点、娘のジョージー、女性刑事のハービンダー・

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    2023年08月06日

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