プロフィール

  • 作者名:福島正実(フクシママサミ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1929年02月18日
  • 出身地:ロシア
  • 職業:作家

日本大学第四中学校卒(現在の日本大学高等学校)。著書に『新版SFの世界』、『おしいれタイムマシン』、『SFの夜』など、訳書に『夏への扉 』(ロバート・A. ハインライン)などがある。「S-Fマガジン」初代編集長

作品一覧

  • 夏への扉〔新版〕
    4.1
    1巻924円 (税込)
    ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか──新版でおくる、永遠の名作。解説/高橋良平
  • 未踏の時代
    4.3
    1巻792円 (税込)
    1959年12月、〈S‐Fマガジン〉が創刊された。初代編集長は福島正実。それまで商業的に成功したことのなかったSFを日本に根づかせるため、彼の八面六臂の活躍がはじまる。アシモフ、クラーク、ハインラインに代表される海外のSF作家を紹介するとともに、小松左京、筒井康隆、光瀬龍などの“新人作家”を世に出し、SFのおもしろさ、その可能性を広く紹介してゆく……SF黎明期における激闘の日々を綴る感動の回想録。
  • 鋼鉄都市
    4.0
    1巻924円 (税込)
    警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ、ベイリは乗り出すが……〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの金字塔!
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    4.3
    1~14巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名探偵ホームズが初登場! ホームズはワトスンと暮らしはじめるが、ある日、ロンドン警視庁から殺人事件が持ち込まれた。
  • 人形つかい
    3.5
    1巻990円 (税込)
    アイオワ州に未確認飛行物体が着陸した。その調査におもむいた捜査官六名は行方不明になってしまった。そこで、秘密捜査官サムとその上司、そして赤毛の美人捜査官メアリは、真相究明のため現地に向かう。やがて、驚くべき事態が判明した。アイオワ州の住民のほとんどは、宇宙からやってきたナメクジ状の寄生生物にとりつかれていたのだ。人間を思いのままに操る恐るべき侵略者と戦うサムたちの活躍を描く、傑作冒険SF。
  • 幼年期の終り
    4.4
    1巻924円 (税込)
    異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!
  • エッジウェア卿の死
    3.9
    1巻1,078円 (税込)
    カーロッタは人気女優ジェーンのものまねで、ポアロを含む多くの観客を魅了した。奇しくもジェーン当人が、ポアロに奇妙な依頼をしてきた。離婚を拒む夫の男爵をなんとか説得してほしいというのだ。純粋な興味からこの依頼を快諾したポアロ。が、数日後その男爵が謎の死を遂げてしまう……。

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  • 夏への扉〔新版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あー、良かった。途中、えらい展開になってしまってどうするんだろう、ピートはどうしたんだろうとずっとハラハラしながら読んでいたけど、後半からの展開で胸がすく思い。すごく良い読後感で、清々しい洋画を観た後のような爽快感。500年前に飛んで行った男性のオチも良いね。
    捨てる神あれば拾う神あり。しかしあの女ホントクズ過ぎてもう…怒
    未来に希望が持てる描き方をされているのも、古き良き時代を感じさせてジワッとくる。

    0
    2025年05月11日
  • 未踏の時代

    Posted by ブクログ

    SFの翻訳・評論・創作・企画・編集など、オールラウンダーとして疾駆した福島正実の、甘く苦い回想録。
    30歳の時に初代編集長としてSFマガジンを創刊、軌道に乗せる。しかし、ある事件を機に40歳で早川書房を退社。1976年没、享年47。
    私も福島が編集するSFマガジンをなめるように読んだひとりだ。当時、SFという新しさだけでなく、あの雑誌にはとてつもない緊張感と魅力が漂っていた。いま思うと、それは編集長であった福島その人の緊張感、できうるかぎりのものを提供しようとする彼の張りだったのかもしれない。その後、編集長が森優にかわり、表紙や誌面の雰囲気は一変した。
    福島が目指したのはプロとしてのSFだった

    0
    2025年05月07日
  • 夏への扉〔新版〕

    Posted by ブクログ

    SF初心者にもおすすめということで手に取った。
    古典SFということで、小難しいイメージが勝手にあったけれど、設定も登場人物の心理描写もとてもシンプルで分かりやすく、心あたたまるSFだった。
    今はもう過去になった2000年が未来という話しだが 、1950年代に描かれた小説とは信じられないほど、瑞々しく、違和感なく読めるところも驚き。
    その想像力に脱帽だ。
    時代がどんなに進化しても、人間にとって普遍的に大切なものはやはり変わらないなと改めて思う。

    0
    2025年04月20日
  • 幼年期の終り

    Posted by ブクログ

    SFの古典の名作ということで読み始めた。序盤からグイグイと本の世界に引き込まれていった。後半、難解で何度か読み返す場面に遭遇し、読み返しても??という場面に遭遇した。これをどう解釈するかで決着をつけた部分もあったりでこれが筆者の問いかけ、問題提議なのかとも解釈した。そして時間をおいてもう一度読み直してみたい。つまりそれほどこの本に引き込まれたということで星を一つ追加しました。
    強大で圧倒的な力を持ったものから授かる自由と平和。争いと競争のない世界。戦いや争う本能を失うのに何年必要なのか。
    今の日本を象徴しているようで恐ろしい。

    0
    2025年03月22日
  • 鋼鉄都市

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて短期間で読破できた自分にとっては少し長めの小説でした。

    宇宙人の星と地球が色々な方法で繋がっており、その中でも地球人の序列は宇宙人より下という世界観の中で殺された宇宙人の犯人を探すという物語です。

    主人公が毎回トンチンカンな推理をしながらも徐々に問題の核心に近づいて行く、主人公だけではなく地球人がロボットの事を嫌っており、主人公も最初は嫌いだったロボット警察を嫌っていましたが色々な経験を通して少しずつ気持ちが変わっていく姿がとても興味深く面白かったです。

    割と主人公のその時の気持ちが毎回、事細かに書かれているので、自分が主人公にトレースしているつもりが何か突き放されるような感覚でそ

    0
    2025年03月09日

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