作品一覧

  • 精講 漢文
    4.5
    1巻1,815円 (税込)
    初版刊行以来、長年にわたり受験生から支持されてきた参考書を復刊。最大の特徴は、無味乾燥になりがちな文法事項をあえてまとめて解説せず、すべて例文の説明のなかにちりばめている点にある。例文は「論語」や李白・杜甫といった受験の定番から、歴史書、小説、そして日本の漢文学までを幅広くカバー。それらを読むことによって、文法の知識だけでなく中国の歴史や思想・文化をも体系的に学べるようになっている。おとなの学び直しに最適の一冊。
  • 漢文入門
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    漢文を学ぶときに大切なこと、それは文法を覚える前に「漢文とは何か」を考えることだ。一口に「漢文」と言ってもいくつもの種類があり、私たちが学校で習う中国の古典的な文はもちろん、日本人が書いた漢詩や、候文で書かれた手紙もまた中国語のように書かれている。漢文の本質的な特徴は、中国語で書かれた文を、中国語でなくいきなり日本語として読むという点にある。漢文の読み方は時代とともに変化し、日本語と歩を揃えて進化してきた。訓読の方法と歴史に光をあて、日本人が漢文といかに付き合ってきたかを平明に説いた名著、待望の復刊!
  • 幽明録・遊仙窟他
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 中国六朝時代の代表的な短編小説集『幽明録』『異苑』『捜神後記』『博物志』『遊仙窟』などを収録。『遊仙窟』は,作者の遊里における体験を神仙譚に託して述べたもので,日本にだけ伝わった。

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  • 唐代伝奇集 1
    -
    1~2巻2,530~2,750円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 3?6世紀の六朝時代に伝えられたインド的空想が中国で見事に花開き,妖しい美しさに読者をひき入れるのが唐代の小説「伝奇」である。広い資料のなかから選びぬかれた珠玉の作品111編のうち,第1巻は,比較的長い物語34話を収める。

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  • 精講 漢文

    Posted by ブクログ

    私は、漢文と訳文などの部分は一切飛ばして、歴史や思想の解説を読んだ。
    現代でいえば、講義系参考書に分類されるべき本であり、非常にわかりやすい。
    これまでいろいろと漢文関連の本は読んできたはずだが、呉音と漢音の解説は本書で初めて目にした。
    文系で世界史、日本史を使う受験生は、私と同様のやり方で本書をざっとで良いから読むことをお勧めする。得るところ大だと思う。

    0
    2024年04月20日
  • 漢文入門

    Posted by ブクログ

    漢文を理解するための、訓読法を解説した書である。
    仕組みをしるための書、漢文を読むためには、言語だけにひたすら試行錯誤するしかない
    それは古代中国語の原文を、いきなり日本語として理解するための方法であった。

    著書は、中国語の秀でた方のようであるが、もともと中国語を知らなければ、もともとの白文に訓読法を用いることはできない。
    今も昔も訓読法を用いることは難しいことであると述べています、古典の訓読法はこれまでの経験といっています。
    その方法が統一されたのは、ようやく、明治維新の時であったとのべているのがおかしい。

    気になったのは、以下です。

    ■漢文とは
    ・漢文とは本来中国語であるものを、日本

    0
    2023年10月09日
  • 精講 漢文

    Posted by ブクログ

    漢文とは何かを、丁寧に解説したものが本書である。

    現在が、アメリカから英語で制度や技術を参照としているのに対して、明治以前は、超大国であった中国から、文化や技術を学んできた。
    当然当時の中国語で書かれているわけであり、その中国語を解読するための方法論が漢文であった。
    ただ、その内容は、漢文の読み方のみならず、中国の歴史、詩、小説、思想、日本の漢文学史にも及ぶ、650頁にも及ぶ大作なのである。

    気になったことは、次の通りです。

    ・漢文のテキストは、原文、書き下し文、(現代文)、語釈、通釈、解説の形となっている。
    ・漢文を理解するためには、まず、漢字を理解する必要がある。漢字には、①象形、②

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    2022年12月04日
  • 漢文入門

    Posted by ブクログ

    いわゆる漢文の学習参考書ではなく、日本における「漢文訓読法」の歴史と特質について解説した本。
    読み応えのある良本。

    中国の文化を吸収する過程で、いかに日本の先人たちが、違う言語で書かれた言語を読み解く工夫をしたか。
    「訓点」「返り点」「ヲコト点」、そして、カナ文字の発明。必然的に生まれたもののように思えた。

    0
    2018年10月15日
  • 精講 漢文

    Posted by ブクログ

    苅部 直(政治学者・東京大教授)の2018年の3冊。
    漢文の読み方にとどまらず、中国文学史・思想史の便利な概説書にもなっている。

    0
    2018年12月30日

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