作品一覧
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-【紹介文】 大自然と歴史が息づく岐阜県の怖い話 美濃と飛騨二つのふるさとに息づく不思議な怪異譚を綴るご当地怪談集 恐ろしい怨霊がひしめく岐阜城 関ケ原に佇む鎧武者の怨霊 男児の霊が出る大垣のとある踏切 飛騨に出現する両面宿儺 郡上に実在する鬼の首の怪異 つちのこ、口裂け女…県内各所で目撃される都市伝説 怪奇現象が頻発する羽島市の某高校 白川郷近くの古城が見せた惨劇の悪夢 富加町にあるポルタ―ガイスト団地 日本史の結節点でありながら山河の大自然に恵まれた岐阜県に今も息づく様々な怪異を綴るご当地奇譚。 ・岐阜市街地にあり金華山を貫くトンネルに纏わる恐怖体験談「鶯谷トンネル」他 ・天下分け目の戦いの跡地で起きた数々の怪奇現象「関ケ原奇譚」他 ・家の裏山で目撃した謎の生物の恐ろしい正体「さるぼぼ」 ・下呂の山中にある異空間にワープする怪所「鈴の森」 ・各務原某所で現れた生者をあの世へ連れていく危険な少女の霊「火のないところに」 ・〈深夜に決して停めてはいけない〉ドライバーに語り継がれる禁忌と目撃された戦慄の異形「とある運送会社の話」 ――など、岐阜に縁深い田辺青蛙と木根緋郷が綴る、ふるさとの不思議で奇妙な逸話を多数収録。
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-いつもの通勤・通学ルートで何かが起きている…! 日本の都市部地下に張り巡らされた路線網。 そこで起きた怪現象、不思議な事件、さらには沿線最寄りの怪スポットを徹底取材し、 路線・駅ごとに収録した地下鉄沿線ミステリー! 【札幌】 地下構内に出るコロポックル(札幌市中央区) 【埼玉】 存在しない駅で降りた男(浦和美園) 【東京】 元運転手が目撃した偽汽車(北綾瀬) お盆に列車で靖国神社へ向かう英霊たち(九段下) ICカードに記載された亡き祖母の名前(妙典) 駅の階段で肩を叩くモノ(渋谷) 【関東】 トイレに並ぶ不気味な列 録音不可の発車メロディー 回送列車に乗る謎の老婆と犬 人から人へ憑いて移る青い男 黄色いヘルメットの霊 【名古屋】 時空が歪む終電(平安通) 人に化けた妖に遭遇する(東山公園) 【大阪】 河童の出る橋(淀屋橋) 幸運を呼ぶ福助の幻(天王寺) 化け狸の棲む古墳(中百舌鳥) 不吉な人語を話す鵺(都島) UFOが出る古墳(喜連瓜破) 訳アリホテルの奇妙なルール(四ツ橋) 楠の最強癒しパワー(深江橋) 蒲生墓地に出る女の霊 (京橋) 化け狐の托鉢僧(鶴橋) 夜の警備員が恐れる地下街(梅田) 大阪空襲から人々を救った幽霊電車(心斎橋) 【兵庫】 沿線の曰くつきのドヤ(湊川公園) 【広島】 ホームで拾った未来を告げる写真(広島広域公園) 【福岡】 過去と繋がる幻の屋台(中洲川端) …ほか、怪奇とロマンの全41話収録!
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-怪異総力取材! 本当に怖い北海道のご当地怪談集! 【札幌市】霊障が頻発するカラオケ店 【札幌市】ススキノ占い師の不思議な予言 【札幌市】深夜地下鉄に出る謎の作業員 【札幌市】火葬場跡の学校プールの恐怖 【岩見沢市】黒いナニかが動く焼き鳥屋 【十勝】門前に立つ今は亡き夫妻 【旭川市】扱い要注意!怪異を呼ぶ霊石 【小樽市】髑髏の浮かぶ煙突 【網走市】身を守ってくれたぬいぐるみ 【名寄市】山奥に潜む白い無表情の顔 【根室市】身に覚えのない見えない彼氏 【河東郡】鈴の音の聞こえる無人の大浴場 【江別市】夜中鳴り続けるインターフォン 【恵庭市】怪異をもたらすキツネの土鈴 【千歳市】謎の老婆が現れる深夜の支笏湖 北海道ゆかりの最恐怪談作家3人が、地元にまつわる怪異と不可思議な話を総力取材! 開店準備の最中にいつも視界の端で黒いナニかが動くのを感じて…「岩見沢の焼き鳥屋」(岩見沢市) 数年前に亡くなったはずの夫妻がある日門前に、その理由とは…「お邪魔するわね」(十勝) 入れたのと違う曲が流れたりトイレの鏡に知らない顔が映ったり、霊障の頻発する店…「あるカラオケ店にて」(札幌市) 夜のススキノ占い師の意味の分からない予言…「映画みたい」(札幌市) など現代の恐怖体験から、北の大地開拓の歴史に絡んだ悲しくも恐ろしい土俗怪談、全41話を収録!
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4.0それは希望か?絶望か? 予知・予言・予兆・予感… 気鋭の14人が紡ぐ、未来が見えた人の怪異譚52話! 2025年の大災難説に震える現代人に贈る異色の怪談集。 ●夜馬裕 ある女性の血筋に眠る特別な力と、過去と未来の死を見せる曰くつきの雛人形…「匂い雛」 ●響洋平 2013年当時に2020年の東京オリンピックが見えないと予言した能力者…「本物」 ●雨宮淳司 曰くつきの呪物、正八面体の易サイコロが告げる中国・ロシアの今後の行く末…「骰子」 ●郷内心瞳 始まりは予知夢? 祖母が視た夢、母が聞いた怪談が孫世代に具現化する…「アサクラ」ほか ●田辺青蛙 実をつけると必ずその翌年に戦争が起きる〈ならずの柿〉。2023年は…「戦争を予言する柿」 ●吉田悠軌 四国のある一族が行っていた籠占い。籠を頭に被って回ると編み目から未来が視えて…「籠目」 ●西浦和也 東北、九州、北海道と大地震を幾度となく予見し家族を救ってきた妻。その不思議な能力とは…「虫の知らせ」 ●朱雀門出 深夜、水槽の前に立ちぶつぶつと単語の呟きを繰り返す夫。やがてそれは事象としてやってきて…「水と空気のお告げ」 ●住倉カオス 人の死に様が見えると言っていた祖母が大事にしていた形見の鏡。鏡で自分の死に様を見てしまうと言うのだが…「最期の顔」 ●田中俊行 故人が遺した大量の写真。釣りクラブの仲間の顔につけられた青い×印の意味は…「鳥居さんの話」 ●幽木武彦 霊のみならず神と話ができる能力者の女性。神社の隣のの会社が危ないと言うが…「神勢調査員」 ●松岡真事 入居者の死期が分かってしまう老人ホームの職員。お迎えが近い人の後ろに立つのは…「ひだりうしろ」 ●夕暮怪雨 祭壇の遺影と目が合ってしまう夢。遺影に写るのは生きている親族だが、その後死が…「祭壇の写真」 ●ホームタウン 9.11の同時多発テロ事件。発生の数時間前にニュースで見たという体験者が複数いて…「さざ波」 ほか、収録。
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-日本ホラー小説大賞、角川ホラー文庫の歴史を彩る名作たちが、まとめて読める! 小林泰三の色褪せないデビュー作「玩具修理者」。「十年に一人の才能」と選考委員から絶賛された沙藤一樹が描く、ごみにあふれた橋で少年の死体と一緒に発見された、一本のテープを巡る物語「D-ブリッジ・テープ」。町会館で見つけた古本を手にしたら……。異色の怪談、朱雀門出の「寅淡語怪録」など、計11編を収録。《大賞》では測れない、規格外の怖さ。奇想天外な《短編賞》の世界を味わってみませんか? <収録作品> 小林泰三「玩具修理者」 沙藤一樹「D‐ブリッジ・テープ」 朱川湊人「白い部屋で月の歌を」 森山東「お見世出し」 あせごのまん「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」 吉岡暁「サンマイ崩れ」 曽根圭介「鼻」 雀野日名子「トンコ」 田辺青蛙「生き屏風」 朱雀門出「寅淡語怪録」(「今昔奇怪録」の原題) 国広正人「穴らしきものに入る」 *日本ホラー小説大賞《短編賞》受賞作から11編を収録しました。 ※本書は2023年11月刊行の『日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1』と『日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2』を合本したものです。
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3.51994年から2011年まで日本ホラー小説大賞に設けられていた《短編賞》部門。賞の30周年を記念し、集成として名作が復活! 玩具修理者は壊れた人形も、死んだ猫も直してくれる――。小林泰三の色褪せないデビュー作「玩具修理者」。「10年に1人の才能」と絶賛された沙藤一樹が描く、ゴミだらけの橋で見つかった1本のテープの物語「D-ブリッジ・テープ」など計5編を収録。《大賞》とは異なる魅力があふれた、究極のホラー短編集! <収録作品> 小林泰三「玩具修理者」 沙藤一樹「D‐ブリッジ・テープ」 朱川湊人「白い部屋で月の歌を」 森山東「お見世出し」 あせごのまん「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」 ※本書は日本ホラー小説大賞の短編賞受賞作の中から5篇を収録したアンソロジーです。
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-熊野、高野…神仏、妖かしが巣食う和歌山県のご当地怪談 「和歌山は妖怪の木乃伊が多いんだよ」各地に鴉天狗や人魚、雷獣が… (「人魚の思い出」より) 幼い頃、和歌山の古寺に住んでいた大叔父に連れられて見た人魚の木乃伊――。ホラー作家・田辺青蛙が、原体験から手繰り寄せた紀州・和歌山の怪異奇譚の数々! ・印南町にきた行商人から買った肉を食べ…「旅商人の肉」 ・ある日突然、庭先に転がる何百もの蜜柑「みかんの神」 ・瓶詰になった怪しい代物「妖怪を売る男」 ・分厚いアルバムが落ちていて中身を見ると…「虫喰岩」 ・登山道にあるたくさんの能面、そして現れた女が…「面の森」 そして、熊野街道を辿り紀南へ修行に来ていた陰陽師・安倍晴明の伝説とは! 海と山に囲まれ様々な妖怪や不思議が息づく和歌山、魅惑の裏ガイド!
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4.0
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3.5道内各地の恐怖体験談を人気怪談作家が徹底取材! 余市の浜に響く死霊の声 怪奇現象が多発する異界・函館山 恐怖の噂が絶えぬ新さっぽろ駅の怪 登別で出現する煮爛れた姿の霊 十勝に染み込んだ受難の記憶 札幌郊外に出没した巨大バッタの謎 ご当地怪談でも存在感を放っている大阪在住のホラー作家・田辺青蛙が、定期的に訪れる北海道でも取材を敢行、土地の謂われや住む人が体験した奇怪な出来事、北海道ならではの実話怪談を纏めた究極の一冊! ・定山渓にあるホテルでの怪事「水の音」 ・江差町の坂で見る不気味な子供「凧あげ」 ・札幌市内で開いた怪談会で聞いた「バッタ塚に纏わる話」 ・大阪と小樽を結ぶ怪なる縁「奇妙な漬物石」 ・北海道庁爆破事件に巻き込まれた人がその瞬間に見た不思議「走馬灯」 ――など怒涛の68話収録。不思議の北海道への暗黒の扉、ここに開かれる!
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3.4一緒にあいつらに復讐しましょう。 凄惨な虐め、離散同様の家族――「死」を覚悟したとき、傍らでささやく美しいクラスメイト。 彼女は毒を隠し持つ麗しい女王蜂だった。 「別に、生きていて欲しい人なんていない……」 学校で苛烈な虐めをうける宇打ひじり。死をも考え始めてしまうような状態の中、美しいクラスメイトの夕実から一緒に復讐しようと誘われる。夕実も校内で悍ましい仕打ちをうけていたのだ。夕実に誘われるまま、毒を使って仕返しを考えるようになったひじりは、彼女から毒の知識を得ていくが、美しい彼女へ憧れや恋に似た依存を強めていく。そんな中、ひじりが絶望に打ちひしがれる事態が起こり、思わぬ事件に発展してしまう。その悲劇の裏にひそむ悪意にひじりは動揺しながらも、クライメイトとともに事件を探るようになるが、ついには学園中を巻き込んだ大きな惨劇が発生してしまう。 ――その裏には驚きの事実が待ち受けていた。 「そう、なら皆殺しでいいのね」
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5.0最恐心霊都市 京都裏ガイド ミヤコに彷徨う怪異が詰まった京都だけのご当地怪談集! 豊臣秀次の霊が、木屋町の飲食店に… 怪奇現象が絶えないK大学 幼い霊が棲む右京区の団地 西陣に開いた異空間への入り口 石清水八幡に出没する謎の鯉女 物の怪が潜む南禅寺 妖し蠢く〈京都〉を舞台にした実話怪談を京都に所縁ある五人の作家が書き下ろす。 ・観劇の帰り夜の西陣で見かけた神社で起きた怪異とその後「夜の西陣」(三輪チサ) ・木屋町で見かけた綺麗な女性は…「肖像権」(緑川聖司) ・御所内を夜の散歩中、聞こえた声に誘われたのだが…「京都御所の怪異」(Coco) ・南禅寺で遭遇した奇妙な出来事とは「金地院の亀」(舘松妙) ・元教授に聞いたキャンパス怪異譚「K大学にまつわる話」(田辺青蛙) ――など51話を収録。 ねっとり纏わりつくのは魑魅魍魎、あなたを暗黒の京都へお連れします。
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4.0シリーズ第2弾! 魑魅魍魎が跋扈する大阪! 恐怖の怪異ガイドブック 北区:百貨店前で目撃されたゾンビの幽霊! 堺区:死んだ人に会わせてくれる、ふしぎ地蔵 福島区:地図から消えた謎の島の怪異 中央区:死を招く、コンビニの傘の忘れ物! 西区:切腹のくじ引きをした土佐稲荷神社 千早赤阪村:河内音頭で唄われる十人斬り猟奇事件 ホラー作家・田辺青蛙が徹底取材の上で書き下ろした地元・大阪の怪談集第2弾! ・大阪の春の風物詩、造幣局の通り抜けにまつわる奇妙な話「通り抜け」 ・たこ焼き屋で出会った男性の怪異「天満のたこ焼き」 ・千日前は心霊スポットとしても有名。霊が見えるという友人を連れて行ったら…「見てしまった者」 ・伝承される悲劇とそれらに纏わる不思議な話の数々「大阪千人斬り」「曽根崎五人斬り」「河内十人斬り」 など、大阪市内を中心に綴られる怪異譚を47話収録。 ほんまに怖い話、大阪にはようさんあるんやで――。
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3.8徹底調査! 令和のなにわでは 今も怪奇現象が起きている… 梅田地下街で異界に迷い込む… 天王寺駅で頻発する怪奇現象 侍の亡霊が暴れる堀江の交差点 森ノ宮に縄文人の霊が… 茨木で語り継がれる怪異 八尾の墓地に響く怪音 話題作『関西怪談』のホラー作家・田辺青蛙が、地元大阪の怖い話を徹底取材して書き下ろす、なにわ限定実話怪談集! ・天守閣で実際に起きた不気味な怪異とは…「大阪城の怪談」 ・拝むと祟る禁忌の地蔵の真実…「たたり地蔵」 ・賑やかな施設に潜む魔の者たち…「天満橋の某デパートに纏わる話」 ・夜の山中で遭遇した恐ろしい異形…「信貴生駒スカイラインの幽霊」 ・神様かUMAか、昼日中に現れた目を疑う存在…「大川の龍」 ・死を覚悟する過酷な修行ののちに体験した神秘…「犬鳴山」 ――などを収録。古の伝承から現代の恐怖体験まで大阪各地の怪談奇談が満載!
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3.7
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3.5京橋の身代わり地蔵、天王寺のお化け猿、舞鶴の奇妙な神社… 大阪在住の女流ホラー作家が綴った上方の怪談奇談! 大阪在住のホラー作家・田辺青蛙が、かねてより蒐集してきた怪談の中から、関西の怪談を選りすぐってまとめた一冊。 寺で聞いた予言と思しき先祖の声、それは恐ろしい凶事の前触れだった「四天王寺の石」、 都島区の一画で本物の妖怪に遭遇か?「鵺塚の話」、 舞鶴のキャンプ場で著者自身が体験した不可思議な社の恐怖「鐘の音」、 天王寺動物園の近くで見た異形、その意外な正体…「瓦斯マスクの猿」、 劇場で起こる怪異、それは吉兆か凶兆か「道頓堀の狸」など58話収録。 その土地に棲息する魑魅魍魎はいつでも手ぐすね引いて待っている。 著者について 田辺青蛙 (たなべ・せいあ) 『生き屏風』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。 著書に『魂追い』『皐月鬼』『あめだま 青蛙モノノケ語り』『モルテンおいしいです^q^』『人魚の石』など。 共著に「てのひら怪談」「恐怖通信 鳥肌ゾーン」各シリーズ、『怪しき我が家』『怪談実話 FKB饗宴』『京都怪談 神隠し』『読書で離婚を考えた』など。
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3.0「近づくのは、よくない」友人が語る京都最恐の場所とは――(花房観音「楽園」収録) 令和の古都に積み重なる怪異を5人の作家が綴る! 京都に所縁のある作家たちが書き下ろす〈京都〉が舞台の実話怪談集。 花房観音、田辺青蛙、朱雀門出の実力派とともに、怪談師として活動する深津さくら、新進気鋭の舘松妙の五名がそれぞれの〈京都の怪〉を披露する。 たびたび出没する鬼の目撃例をまとめた怪異譚「鬼の話」、心霊スポットで異形に追いすがられる戦慄「深泥池」、著者自身も巻き込んだ死の連鎖「死神」など洛中洛外の恐怖譚を収録。 京都は怨念の土地――令和も続く古都の念は魅惑的に貴方に取り憑くに違いない。 著者について 「花祀り」で第一回団鬼六大賞を受賞しデビュー。 著書に『ゆびさきたどり』『好色入道』『うかれ女島』など。 近著に『京都「魔界」探訪』を監修。
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3.0アメリカグルメ、いただきます! 作家夫婦が、ひと夏アメリカで過ごした驚きの体験を嫁目線で語る、不思議で不気味で愛情溢れる、オモシロ日常エッセイ! シカゴのワールドコン(SFイベント)に参加し、サンフランシスコへ。夫氏が決めた旅程は空路ではなく、なんと大陸横断鉄道。50時間列車に揺られて始まった波乱万丈な3ヶ月の珍道中! 「モルテン」とは... 童話「ニルスの不思議な旅」で少年ニルスを背に乗せて運んだガチョウ。「おいしい」ということは移動手段を食して失ってしまうことになるが、今後の交通の便よりも目先の満腹を選んでしまう、この度の行き当たりばったり感を象徴している。
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3.81巻506円 (税込)村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき――。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回ホラー小説大賞短編賞受賞作。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
本当に本当にめちゃくちゃ面白かった!!
実話怪談好きもそうじゃないひとも普通に面白いと思う!
好きなはなし。
三輪チサ『どろり』『部屋にいたのは』『夜の西陣』
緑川聖司『公園』『へらへら』『ぼそぼそ』『あそぼ』『十三まいり』
Coco『知らない歌』『京都のヨジババ伝説』『お祖母ちゃんの話 木札』『お化け屋敷プロデューサーの体験談』
舘松妙『船岡妙見奇談』『金地院の亀』『赤壁の家』
田辺靑蛙『まとわりついている』『猿の聲』『八幡の鯉』『K大学にまつわる話』『胡瓜封じ』
めちゃくちゃ怖いと思ったのは『公園』。薄い赤茶色の壁をした四棟並びの府営住宅。『あそぼ』が繋がっているのも怖いです。
あと『十