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インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。日本人はなぜカレーが好きなのだろうか。われわれが食べているカレーはインドから輸入されたのか。アジア全土を食べあるき、スパイスのルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、「カレーとは何か」を丹念に探った名著。刊行後、『美味しんぼ』で詳しく紹介されるなど、日本の食文化論に大きな影響を与えた。著者による補筆を収録。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
日本人にとってもっとも身近な食事であるカレーライスの歴史をめぐる研究の記録。調べるほどに謎が深まる展開はまさに研究。オススメ!
カレーを通じて外国との交流の歴史、日本人の社会の変化がわかるとてもユニークな本。読んだのは学生時代、25年以上前になるが、いまだに読んだときの充足感は忘れられない。
それにしてもインド料理のスパイスは多種多様だ(p46-56).我々が日本で普通に食べているカレーはインド原産ーイギリス経由ー日本での改良品だ.アジア諸国の多彩な食べ物が日本に入ってきても,それをうまくアレンジして賞味する技は素晴らしいと感じた.日本料理の特殊性として,プロによる高級料理と家庭料理が大...続きを読むきく異なってきたことを指摘しているが(p181),納得いく話だと思う.
カレーをネタににして、日本の食の近代化、肉食の受容を検証した内容と思われる。 ちょうど、岩波から出ている辛島昇さんの『インド・カレー紀行』がインドにおけるカレー文化の発達と展開であったのと対になる内容であると思われる。 明治に入り肉食を受け入れた時、その肉をいかにして食うかという問題に当たったと...続きを読むきに、香辛料により肉の臭さを消したカレーという存在は重宝されていく。また、舶来の食い物であるという点も受け入れられた一因となっていく。 また、最後に記された、イギリスが食の平等化を果たしていく過程でいったん受け入れたカレー文化を、家庭から排除していくという点は、社会の近代化と同時に移民社会の多様化という点で、なるほどと思わされた。
カレーライスは、インドでも、ヨーロッパでも見ない、日本独特の料理である。その起源がいつ、どこにあるのかについての本。よくこんなことを調べるものだと感心すると同時に、そんな奥深いカレーをいろいろと食べたくなる一冊。
インドからイギリスをへて日本に来る。まぁまぁ、面白かった。一番はカレーを調べにイギリスに来た著者に対して「なんでイギリスに?」的な反応をするイギリス人。
1989年の本。著者はインドを歩き、イギリスに渡り、"カレーはいかに日本のカレーライスになったのか"を探る。 ネットもなく、まさに自分の足で稼ぐしかなかった時代。インド映画の「エンドロールのつづき」でお母さんがご飯を作ってくれるシーンを思い出した。
カレーとはどこから来たのか、 日本人にとってのカレーとは、 何がカレーなのか、 かなり歴史を深く掘り下げ客観的に考察。
カレーのルーツを知りたかったので、面白く読めた。 ルーを使ったベーシックなカレーを無性に食べたくなる本。
カレーライスがいかにして日本の国民食の立場になっていったか、その歴史を、イギリスまで行って確かめた人の本。 他にもカレーのこといろいろ書いているようだけど、特に食指が動かない。 そんな感じの文章と内容でした。
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