偽葬家の一族

偽葬家の一族

770円 (税込)

3pt

4.2

幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。
だが、突風と共に現れた「ナニカ」によって、土中に生き埋めにされてしまう。
酸欠で意識も朦朧とし、死を意識したそのとき――穴の上から恭二を覗く、喪服姿の奇妙な若い男女に助けられる。
全く似ていないが兄妹らしき2人は、なぜか初対面のはずの恭二を「弟」と呼び、強引に彼ら“平阪家”の一族が住まう家へと連れていく。
そこには、恭二の「祖父母」と「父母」だという、全く見知らぬ怪しげな人々が待ち受けていた。

彼らは疑似家族の形をとり、由縁不明の怪異に、偽の由来や物語をつけて葬ることを生業とする集団――偽葬家だった。
恭二は生きるために仕方なく、平阪家の一員、次男として怪異に対峙し、偽葬を行っていくことに。
謎めいた平阪家の人々が抱える過去、そしてラストで明かされる驚愕の秘密とは。

大好評ホラーエンタメ「領怪神犯」シリーズの著者が満を持して贈る、新たな家族と兄弟の物語!

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偽葬家の一族 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    血の繋がりはなくても(物語として読む分にはだが)家族的な集団というのが好きなので、かなりよかった。恭二と柊一の関係性は言わずもがな最高に癖にぶっ刺さるのだが、個人的には恭二と四朗の関係性が徐々に変化していくところがかなりよかった。あと飯の描写がめちゃめちゃよい。やはり怪異に立ち向かうには飯を食うしか

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    システム上4にしてますが、気持ちは4.5です。

    面白い設定だなと思い読み始めた本でした。
    ほんっとうに面白かった…。最後の一文まで面白かったです。
    平阪一族だけでも結構な人数がいるのにキャラ被りがなく一人一人特徴的で、すぐに人物を覚えることができました。みさちゃん可愛かった。
    夜に読むこともちらほ

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    怪異を騙して祓うための偽家族に怪しい屋敷、何も入っていない棺桶に遺影、移動は霊柩車。とんでもない状況なのにほっこりありおぞましさありで面白かった。

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    正体不明の怪異を偽の葬儀で弔い祓う擬似家族ってあらすじの時点でもう100点。領域怪神犯も好きだったけどこれも好きだなー。続編出ないかな?すぐ出してほしい。擬似家族がだんだん本物の家族のようになる過程が好き。擬似家族ものが好きな私に刺さりまくった。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    擬似家族という嘘にまみれた集団の中にある、本物の繋がりが良かった。読み進めながら柊一はそうなのかな…と思っていたけれど、最後に全てが繋がり、静かに感動が押し寄せてきた。嘘をつき通して生きていく平阪家のこれからも見たい。

    0
    2025年05月06日

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