「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

学術・語学 14位

「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

1,980円 (税込)

9pt

4.0

2011年の東日本大震災によって、日本列島は地震や火山噴火が頻発する「大地変動の時代」に入った。これから日本列島は大変な局面を迎える。

マグニチュード(M)9という、1000年に1度の巨大地震東日本大震災によって日本列島は太平洋側に5・3メートルも引き延ばされ、地盤が不安定化した。その結果、内陸型の直下型地震が増え、今後30年ほどは地震がやむことはない。また、日本には111の活火山、東日本大震災後に直下地震を起こし始めた火山が富士山を含めて20ほどある。

南海トラフ巨大地震が予想されるのが、2035年をピークにしてその前後の5年だ。その地震が起きると、東日本大震災は死者の数が2万人、被害総額はおよそ20兆円だった、南海トラフ巨大地震は死者の数が32万人、被害総額220兆円とされている。

その中で、災害に遭わない、地震や津波、噴火で死なない、かつ財産も守り賢く生き延びるためには「地学」の知識が必要になる。

「地学=地球科学」は、「地を学ぶ」、つまり地球と宇宙、大気、海洋について知る、時間的にも空間的にもスケールの大きい学問だ。40億年前の地球の誕生について考え、地下6000キロメートルの深さで何が起きているかについて思いをめぐらせる。

私たち人類の生存の基盤である「地球」がどうしてできたのか、物理学、化学、生物学などの知見も生かしながら探究するダイナミックさは、読むものを興奮させる、知ることの喜びや面白さに満ちている。

本書は、京都大学名誉教授・京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授の鎌田浩毅氏を著者にした、最先端で、もっとも分かりやすくて、もっとも面白い地学入門。

これまでの著者の経験・知見を活かし、本書は授業スタイルの語り口で、熱意を込めたライブ感を出しながら地学のエッセンスを明快に伝える一冊となる。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い。面白いんだけど今まで全く触れてこなかった分野だからか、内容が全然頭に入らない。でも何度も読みたいと思うくらい、読みやすく面白い。

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、大人になってから自学を楽しく勉強するのにとても良い本だった。地学の基礎知識から始まり、2030年代に必ず起こると言われている。南海トラフ地震またそれを起因とする富士山の噴火、首都直下型地震の被害、予測や被害を軽減するための対策まで書かれており、このタイミングで大変良い本を読めたと思う

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    火山学者、地球科学者としてこれから高い確率で起こる①南海トラフ地震②富士山噴火③首都直下地震を2030年代の10年間に必ず起こると考えて、どのように備えていくのかを具体的に解説している。南海トラフが起きれば、富士山は数か月後には噴火するというストーリーに重い覚悟を迫られる。1日数時間の電気のない生活

    0
    2025年04月27日

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