ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
廃止予定の宇宙停留所には家族の星へ帰るため長年出航を待つ老婆がいた……少数者に寄り添う心温まる未来を描く短篇集、文庫化!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
めっちゃ面白い 作者の、どうして子供の頃の記憶がないのだろう?や、ひとは悲しい映画や本を読むのか?というような素朴な疑問から、一つ一つの作品の発想されたんだろうなと思った 化学で修士まで出てると、化学に関することも詳しく、それとフィクションを混ぜてくるのもワクワクする
SFの面白さがありながら、人間とは、人生とは、ということについて語られており、どの作品も不快感度があった。 好きな作品は共生仮説。人間が生まれるはるか前から知的生物は存在していて、私たちは一緒に住んでいると考えるとちょっと楽しくなる
SF短編集。 各作品を読むと、SFは世界を創るものだという思いを強くする。かと思えば、個人の感覚や想いに則した描写があり、その人物の目を通してまた世界が描かれる。 世界を映すカメラが大きく引いたり寄ったりすることで、世界からはみ出たものにも焦点が合わさる。 それがSFの力であり、キム・チョヨプ作品の...続きを読む魅力なのだろう。ここで描かれる世界が好きだなあと思える、幸せな読後感があった。
自分と他者の絶対に分かり合えない違いと、それでも分かりたいともがく人間の切なさと渇望がSFという形をとって見事に描かれていて圧巻でした。
キムチョヨプワールドに浸かるきっかけとなった短編集。 ささやかで切実な愛を表現する言葉が美しい作家さんだと思う。 それにしても、SFなのに読みやすくてすっと入ってくる。こんなにたくさんの物語を思いつけるのもすごい。
気持ちとしては星10つけたいくらい好き もうすっごく好きだった SF小説は昨年読んだケン・リュウさん以来2回目なのだけど、こちらも初心者には読みやすいSFだったよう。 今よりも技術がずっと進んだ世界のことを書いているだろうに、それなのに今の世界と同じように悲しみがありふれている… 人間の変わらな...続きを読むさを感じる話だと思った。 表題にもなった「わたしたちが光の速さで進めないなら」はまさにそう思うようなお話で、胸が苦しくなった。技術革新の裏にある切り捨てられた人の理不尽、悲しみ…。 「わたしのスペースヒーローについて」は、設定としてはかなり悲しいのだけど、そこはあっさりと書かれていて、ジェギョンおばさんの驚きの行動と、ソヒとガユンがたどり着く答えが、普通あり得ないような個人的な理由で、なんというか面白みを感じた。ガユンもジェギョンと同じ経験をすることで、ジェギョンの気持ちを理解できてしまったけれど、ジェギョンが見なかった宇宙の果てへ行き、最後の数行語られるガユンの気持ちがすごく清々しい、、! その他の作品も全て良かった。「感情の物性」は、もうちょっと掘り下げて欲しかったけど、あとがきで同じテーマで長編を書きたいとあるので、いまから楽しみ。 93年生まれの著者、これからどんどん作品を出されるだろうことがとても嬉しい。
この作品は完全にSFなのだけれど、早川のNVに分類されている。SFだと装丁に制限があるから、この装丁にはできなかったと考えると、NVで正解。想定も中身と合っていて、良い。綺麗で寂しげ。 一つ目の「巡礼者たちはなぜ帰らない」は見た目の話。韓国らしいも言える。 タイトルになった作品といい、全体に軽やかで...続きを読むなんとなくアジアっぽい。感性が近い感じ。
全部が宝物のような短編集。 序盤の暖かくてノスタルジックな雰囲気の作品から「感情の物性」や「館内紛失」など人間の感情の重さ、ままならないせつなさを感じる作品まで揃っていて作品全体に深みを与えています。 初韓国文学だったのですが翻訳者さんの文に全く違和感がなかったのもとても良かったです。これを機に韓国...続きを読む文学にも興味を持ちました。
韓国で注目されている、若手作家さんの作品で、 SFを軸に描かれた短編集なのですが、SFの面白い 部分と著者の専門分野でもある物理学を上手く掛け合わせた、サイエンスSFではないかと、勝手に名づけてしまいましたが、新たなSFのジャンルだと実感しました。 SFの定義とは、なんぞやという論争がよく起こりま...続きを読むすが、それは、著者の捉え方によって、定義が できるのではないかと、私の個人的な意見としてあります。 ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏は、SF=少し不思議という捉え方をなされたりしてます。
どの作品にも共通してあるのは愛。この先、技術が発展して宇宙開発が進んで本当に本書のような未来がやってきても愛だけは消えないで残ると思う。消えないで欲しいと思う。 とくに好きな作品はスペクトラムと表題作です。昔からSFが好きです。素晴らしい本に出会えたことに感謝します。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
わたしたちが光の速さで進めないなら
新刊情報をお知らせします。
キムチョヨプ
カンバンファ
その他の作者をフォローする場合は、作者名から作者ページを表示してください
フォロー機能について
「ハヤカワ文庫NV」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
アリス、アリスと呼べば
暗殺コンサル
カクテル、ラブ、ゾンビ
傷つくだけなら捨てていい 精神科医が教える、ストレスの手放し方
氷の木の森
この世界からは出ていくけれど
誤解されても放っておく
試し読み
種の起源
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲わたしたちが光の速さで進めないなら ページトップヘ